Column
vol.15 2022.5.27 UP
今年の梅雨入りは早い?今からはじめる梅雨冷え対策
今年は例年より早く梅雨入りすると予想されています。
この時期の天気はコロコロ変わりやすいため、傘は手放せませんよね。雨が続いて気温も下がっていきます。
逆に晴れた日には気温が上昇し蒸し暑くなる為、気温差が大きくなり、体調不良に陥りやすくなります。雨で体が濡れると体温も下がり、冷えを感じやすくなってしまいます。
本格的な梅雨がくる前に、雨の日にできる冷え対策を今のうちから準備していきましょう。
1. 梅雨冷えによる体調への影響とは
梅雨冷えとは、連日の長雨で気温が下がることをさします。
しかし、梅雨の晴れ間には気温が上がり蒸し暑さが戻ってくるため、薄着で過ごしてしまう人も多くいます。また、オフィスや公共の場でもエアコンの除湿や冷房を稼働させ始めるころ。
日によって大きく変化する気温や気圧、室内外の気温差、湿度の高い状態が続くと、身体にも大きな影響を及ぼします。
<梅雨時期に多い体調不良>
・手足の冷え
・だるさ、倦怠感
・頭痛、肩こり
・腹痛
・更年期症状の悪化 など
わたしたちの体は水分を蒸発させることによって、平常な体温をたもっています。
湿度が高い梅雨の季節は十分に汗をかくことができず、体内に老廃物がたまりやすくなります。
そのため体の巡りが悪くなり、むくみやめまい、冷えにつながるのです。
また梅雨には低気圧が発達しやすくなるため、頭痛やだるさのような症状が現れてくることも。
気圧変化は、自律神経にも大きな影響を与え、交感神経と副交感神経のバランスを崩しやすくなるのです。
2. 突然の雨に濡れてしまった...!そんな時の冷え対策
この時期は天候の変化が目まぐるしく、一日の中でも晴れと雨が混在することもしばしば。
突然の雨に濡れないように傘を常備しておくことが1番ですが、傘を持っていても風が強く雨が斜めに降っていたり、雨脚が強ければ足元や肩、背中などが濡れてしまいます。
雨に濡れてしまった時にはそのままにせず、水分を拭き取る、早めに着替えるなどの対応が必要です。
また、雨に濡れた直後は冷房の効いた部屋に入るのは極力避け、温かい飲みものを飲んで体を温めてあげましょう。
雨の降り方によっては、傘にプラスしてレインコート、レインブーツを着用すると良いでしょう。
3. 雨の日に持っておきたい対策グッズ
雨具は持っていても、着替えや靴下などを持ち歩くことはほとんどありませんよね。ですが、突然の雨にも対応できるようタオルや替えの靴下を持っていると安心です。 オフィスにロッカーがある場合には、ストックしておくと良いかもしれません。
<雨の日の冷え対策グッズ>
・大きめのタオル(2枚)…体を拭くもの、濡れた靴下を簡易脱水できるもの
・替えの靴下
・ビニール袋
・カイロ など
4. 足元の濡れを素早く解決する方法
冷えは、雨に濡れた足元からやってきます。履き物が中まで濡れてしまった場合には、できるだけ脱いで乾かしてください。
スニーカーやパンプスの場合は、中に新聞紙やキッチンペーパーなど吸水性のよい紙を詰めて風通しの良い場所に置いておくのがおすすめです。
※ティッシュやトイレットペーパーは、ボロボロになり紙のカスがついてしまうのでご注意を。また、コピー用紙は吸水力があまりないのでおすすめしません。
乾きにくいつま先の方を上にして立てかけておきましょう。
ブーツの場合は、ペットボトルや瓶に挿して逆さまにしておくと乾きやすくなりますよ。中に詰めた紙は3〜4回ほど取り換えるのがベストです。
自宅であれば扇風機に当てるのが効果的。
ドライヤーを当てるのも良いですが、熱風を当てすぎると接着面が剥がれたり変形する可能性があるので、少し距離を離して当てるか、冷風を当てるようにしてくださいね。
梅雨の季節は、体調を崩しやすい時期。
雨が降っている休日は、無理に外出せずおうちでのんびり過ごしてみるのも良いかもしれませんね。雨に濡れてしまったときもしっかりと拭き取るなどして体が冷えない工夫が大切です。
参考サイト
梅雨冷えとは? 体に与える影響と梅雨冷え対策 | ツムラの温 the LIFE
梅雨の時期の冷え | 剤盛堂薬品株式会社
『梅雨冷え』の原因と対策 | 統合メディカルケアセンター「Tree of Life」