冷えずきんちゃん

Column

vol.26 2022.11.11 UP

その不調「秋バテ」が原因かも?! 季節の変わり目こそ冷え対策を

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厳しい暑さは過ぎたのに、夏バテのようなだるさや疲労感が続く...。 その不調の原因は、「秋バテ」かもしれません。
心地よい秋を元気に過ごすために、「秋バテ」の予防方法と対策をご紹介します。

1. こんな症状は「秋バテ」のサイン?!

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夏の暑さによる「夏バテ」と、自律神経の乱れからくる「秋バテ」。症状はよく似ていますが、異なる点もいくつかあります。
「秋バテ」によく見られる症状や生活習慣をチェックしていきましょう。

● 頭痛・肩こりが気になる
● 便秘・下痢・胃もたれなど、胃腸の調子が悪い または 弱い
● 寝起きが悪い
● めまい・立ちくらみがする
● やる気が起きない
● 冷たい飲みものをよく飲む
● 入浴はせず、シャワーで済ませがち
● 冷房の効いた室内にいることが多い

上記の項目に当てはまるという方は、「秋バテ」に注意が必要。
季節の変わり目だから仕方がない...と放置せず、生活習慣を見直して、きちんと対処することが大切です。

2.「秋バテ」が引き起こる原因とは

秋バテには自律神経の乱れが影響していますが、その原因は大きく分けて3つあります。
ひとつずつみていきましょう。

秋バテの原因その1:夏から引きずった「体の冷え」
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夏の間、冷房の効いた室内で長時間過ごした「冷房冷えタイプ」と、冷たい食べ物・飲みものを多く摂取した「内臓冷えタイプ」があり、 いずれの場合も夏の間に体を冷やしすぎてしまったことで、全身の血の巡りが悪くなり引き起こる冷えです。
体の冷えが長く続くことによって、秋になっても疲れやだるさといった不調が現れることがあります。

秋バテの原因その2:気温の寒暖差
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秋になると、日中は薄着で過ごせていても、朝晩は気温が下がって上着が必要になるなど、1日の中でも気温の差が激しくなります。 また、秋の涼しい気候が続いても、急に真夏日に逆戻りなんてこともしばしば。
こうした気温の寒暖差によって体が対応しきれずに、自律神経のバランスが崩れて体調不良を引き起こします。

秋バテの原因その3:天候不良・台風到来
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日本は秋になると秋雨前線が停滞し、ぐずついた天気が続くことがあります。
さらに台風の到来が増えるので、気圧や天候の変化が目まぐるしくなり不調が起こりやすくなります。

3.「秋バテ」対策5つのポイント

「秋バテ」かな、と感じたら体を休めることが大切です。
自律神経のバランスを整え、ゆったりした気持ちで過ごすことを心がけましょう。

①入浴
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自律神経が乱れている時は、37〜39℃ほどのぬるめのお湯に半身浴をしながら、体をじんわりと温めていきましょう。 温度が熱すぎると交感神経が働いてしまい、リラックス効果が半減してしまいます。
”ゆったりリラックスして” 浸かることがポイントです。

②運動
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激しい運動ではなく、ウォーキングやストレッチ、ヨガなどの体に負荷のかからないものがおすすめです。
有酸素運動は血流を促し、疲労感やストレスの解消にも効果的です。 1日30分程度から、無理のない範囲で始めてみましょう。

③食事
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体を温める食材を積極的に選びましょう。
肉・魚・大豆などに含まれるタンパク質は、体の代謝には欠かせない栄養素です。 豚肉や豆類には、糖質をエネルギーに変換するビタミンB1も豊富に含まれています。
また、秋によく食べられるきのこ類は、食物繊維もたっぷり含んでいるので、腸内環境の改善に効果的と言われています。

④睡眠
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寝る前の30分はスマホやテレビを消し、寝室の照明を落として眠りにつきやすい環境をつくっていきましょう。

休日になると夜更かし・朝寝坊をしたくなりますが、これは禁物。 睡眠リズムを一定に保ち、起床時に日光を浴びることで体内時計がリセットされて、自律神経も整いやすくなります。

⑤呼吸
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呼吸は腹式呼吸を意識しましょう。
胸だけで呼吸をする胸式呼吸は、運動時や緊張した時に現れる呼吸法で、交感神経が優位になります。血圧や心拍が上昇するのが特徴です。

逆にお腹に空気を入れる腹式呼吸は、副交感神経が優位になり、心拍が穏やかになるので、リラックスしたい時におすすめです。
日頃から腹式呼吸を意識して、心身ともにゆったりと過ごしてみましょう。

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「秋バテ」の症状は自律神経の乱れから引き起こされますが、その原因は夏の過ごし方が大きく影響しています。 「夏バテ」をそのままにしていると「秋バテ」につながっていきます。
そして、「秋バテ」も改善させないまま冬を迎えると、体力の低下に伴って免疫力も下がってしまうため、体調を崩しやすい体になってしまうかも。。

1年を通して健やかに過ごすために、日々の生活習慣を見直して体調を整えていきましょう。

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