Column
vol.35 2023.04.12 UP
人気急上昇の「サ活」!冷え性さんにもうれしい効果とは
最近若者や女性の間にも広まりを見せている「サ活」(サウナ活動)。 実は冷え性さんにもうれしい効果が期待できるって知っていましたか? サウナの基本をマスターして、明日から「サ活」を始めてみましょう!
- 目 次
- 1.「サウナ」とは?
- 2.冷え性さんにうれしいサウナの効果
- 3.サウナに行こう!
- 4.話題の「サウナハット」ってなに?
1.「サウナ」とは?
「サウナ」とは?
サウナ(sauna)とは、フィンランド発祥の蒸気浴・熱気浴のことを言います。熱した石を乗せたストーブで室内を高温にし、その熱と、石に水をかけてつくる蒸気とで温湿度を調整します。
普段運動をする習慣のない人でも、じっと座っているだけで大量の汗をかくことができ、新陳代謝を高めることができるサウナ。熱くなった体を水風呂や外気浴で冷まし、リラックスした状態は、日々の生活では味わうことのできない爽快感=「ととのう」瞬間です。
日本でもサウナ人気は右肩上がり。おしゃれでラグジュアリーな施設や、石に水をかけて蒸気を発生させる「ロウリュ/ロウリュウ」、アロマなどの香りを楽しめる施設など、様々なタイプのサウナ施設が登場しています。
2.冷え性さんにうれしいサウナの効果
サウナは、暑い所と冷たい所を行き来する「温冷交代浴」を行うことで、血管を伸び縮みさせ、血圧を改善させます。すると、酸素の巡りも良くなり、疲労回復につながります。血行が良くなることで筋肉内を循環する血液量が増え、肩こり、腰痛などの症状も改善されます。さらに免疫力の向上、冷え性さんには湯冷めしにくくなるといううれしい効果も。
温冷交代浴による温度変化は自律神経系の訓練にもなるため、健康効果も期待されると言われています。
このように、サウナは「血行不良」や「自律神経の乱れ」などの症状の改善が期待されるので、冷えに悩む方にもおすすめの健康習慣です。その他にも、汗をかくことで皮膚にたまった皮脂や汚れを取り除くことができるので、美肌効果も◎。ストレス解消や安眠など、さまざまな効果が期待できます。
サウナに苦手意識があるという方は、温度の低いサウナや、サウナ体験のイベントなども増えているので、ご自分に合ったサウナ施設を探してみてはいかがでしょうか。
3.サウナに行こう!
サウナによるうれしい効果がわかったところで、次は実際にサウナに行ってみましょう。初心者さんはまず基本を学んでから。サウナのマナーや、注意点も合わせてご覧ください。
基本の入り方
サウナ→水風呂→外気浴(休憩)が基本の入り方です。順番に見ていきましょう。
①まずはしっかりと水分補給。全身をよく洗い、体を拭いてからサウナ室へ入ります。
②タオルを敷いて座ります。
サウナは階段状になっているところが多く、熱い空気は上に行く性質があります。低いところでは70~80℃くらい、高いところでは90℃くらいです。初心者の方は温度の低い下の段や、入り口付近から始めてみると良いでしょう。
③一般的な入浴時間は、8分から12分程度が目安です。しかし初めての方や健康に自信がない方は、短い時間から始めてみましょう。「時間」よりも「温まる」ことが大切です。あらかじめお風呂や温泉で体を温めてからサウナに入ると、体の芯まで温まりやすくなります。 しかし、無理は禁物。体調が悪くなったら我慢をせず、すぐに出るようにしましょう。
④サウナから出たら、きちんと汗を洗い流しましょう。足に水をかける、シャワーを浴びる、水風呂に入るなどして、体をしっかりと冷まします。水風呂に浸かる時間は1〜2分程度が目安です。
⑤水風呂が終わったら外気浴・休憩です。リラックスした体勢で、のんびりとくつろぎましょう。「ととのう」感覚は人それぞれ。気持ち良いと感じられたら◎です。
⑥②から⑤をくり返します。2~3セットほどくり返し、たくさん汗を出していきましょう。体に負担がかかるので2セット目以降は時間を短くしたり、休憩を挟んでみたり、自分なりのやり方やセット数を見つけてくださいね。
サウナ中はこまめな水分補給も大切です。
また、温冷交代浴は血管の反応を強く引き起こし、心臓などにも負担がかかります。動脈硬化症、高血圧症、高度の糖尿病、心臓病など持病のある方や、健康に不安のある方は控えた方が良いでしょう。健康な方も、体調に合わせて無理をしないようにしてください。
マナーと注意点
● 体を洗ってから入室する
● 体調が悪い、飲酒時、食事直後などは入らない
● 大声で騒がない
● タオルで場所を取らない
● サウナ室でタオルの汗を絞らない
● ドアの開け閉めは短時間で
● 水風呂に入るときはシャワーなどで汗を流してから
サウナ室の入り口にも注意書きがあるので、よく読んでから入室するようにしましょう。
サウナ施設は多くの人が利用する場です。マナーやルールを守って、気持ちよく過ごせるようにしたいですね。
4.話題の「サウナハット」ってなに?
いまサウナファンやおしゃれな人の間で注目が集まっている「サウナハット」。
サウナハットとは、高温のサウナで頭皮や毛髪を保護するもので、耳や頭皮の痛みを防いだり、のぼせを防ぐ効果もあります。オリジナルのサウナハットを取り扱っているサウナ施設も多く、デザインや色・形も様々。ファッション感覚で楽しむことができますよ。
いきなりサウナハットは恥ずかしい!という方は、タオルを頭に乗せるだけでもOK。サウナハットより生地は薄いですが、同じような効果を得ることができます。
サウナハットはウールやフェルト製が一般的ですが、その毛羽がサウナ室や浴槽の衛生上良くないとの理由で、施設によってはサウナハットの持ち込みを禁止しているところもあります。事前にチェックしてから行くようにしましょう。
いかがでしたか?
冷え性さんにうれしい効果が期待できるサウナ。お気に入りの施設を見つけて、ぜひ「サ活」ライフを楽しんでみてくださいね。