冷えずきんちゃん

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vol.38 2023.07.14 UP

夏なのに体が冷える...?シーン別にみる夏冷え対策

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近年の夏は、毎日といっていいほど猛暑続き。日々の暮らしの中で「冷房」は欠かせない存在です。
しかし、長時間冷房に当たっていると体に不調を感じることもしばしば。
特にオフィスや電車などでは、人が密集するため設定温度が予め低く設定されていることがあり、冷房対策は不可欠です。今回は、公共シーン別の冷え対策をご紹介します。

1.夏は冬より冷えやすい?

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夏は外気温が高いため薄着になりがち。同じ服装のまま冷房の効いた環境にいると、気温の寒暖差により体は次第に冷えていきます。
さらに、冷たい飲み物や食べ物もたくさん摂取するため、体は冷えやすくなってしまうのです。

体が冷えた状態が続くと、自律神経(交感神経・副交感神経)のバランスが崩れ、だるさや頭痛、消化不良、不眠などさまざまな体の不調が出てきます。
また、血液の循環も鈍くなるため血行が悪くなり、さらに冷えが加速する、というような悪循環を招いてしまいます。

自律神経の乱れが慢性的になると、少しの寒さも敏感に感じとるようになり、1年中冷えに悩まされる体になってしまう可能性も...。
「冷えに悩むのは冬だけ」と思わずに、冷房の使用頻度があがる夏からしっかりと冷え対策を行うことが大切なのです。

2.冷房効きすぎ?特に寒いと感じる場所

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暑い夏を過ごすために「冷房」は欠かせませんが、寒さを感じるほど温度が低いと困ってしまいますよね。
そこで、実際に女性が特に寒いと感じる場所をまとめました。

・オフィス
・公共交通機関(電車、バス)
・映画館
・スーパー
・飲食店

この他にもタクシーや友人の家、さらには自宅すら寒く感じるといった声も。
みなさんが寒いと感じる場所はありましたか?
次の項では、これらのシーン別にできる効率的な冷え対策をご紹介していきます。

3.シーン別 冷房対策

ーオフィスでできる冷え対策

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オフィスの冷えには、しっかりと保温することが大切です。デスクワークがメインの方は、膝掛けやネックウォーマー、くつ下などをカバンに入れておくと便利です。また、はらまきや貼るタイプのカイロを常備しておくのもおすすめ。
立ち仕事がメインの方は、定期的に足のストレッチや手軽にできるスクワット、レッグウォーマーを履くなどして下半身の冷えに対処していきましょう。

体は「頭寒足熱」の状態が良いとされているので、おへそから下の下半身を中心に温めてくださいね。

さらに日常的に飲んでいるものも「冷たいもの」から「常温またはそれ以上」に変えてみましょう。
紅茶や烏龍茶、ほうじ茶など製造過程で発酵させている飲み物は体を温める効果が期待できるので、自宅で作って水筒などで持ち歩くのもおすすめですよ。

「体を温める食べもの・飲みもの」の記事はこちらから

ー公共交通機関(電車、バス)でできる冷え対策
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電車に乗るときは改札にできるだけ近い車両に...と思いがちですが、冷え対策をするなら「弱冷房車車両」を選びましょう。
弱冷房車は、他の車両に比べて平均1〜2℃ほど高く温度設定がされています。
運行会社によっては、弱冷房車の位置がネットで検索もできるそうですよ。

弱冷房車でも寒く感じる、毎回乗っていられない、そんな方は、なるべく肌の露出を避けた服装を選びましょう。
ストールやアームカバーなど、混み合っている車内でも取り出しやすく、着用しやすい冷え対策アイテムを持ち歩くことも有効的です。

電車に乗るまでに汗をかいてしまう、毎日乗る電車が満員なので上着を出すのも難しい...そんな時には、吸汗速乾インナーで対処していきましょう。
汗をかいても肌の温度が下がる前に汗を吸収・乾燥させてくれるため、汗による冷えを予防してくれます。

ー映画館でできる冷え対策
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夏の映画館は特に寒い!そう感じる女性も少なくありません。
一般的な映画館では、冷房の温度を24℃前後と低めに設定されているそう。その理由は、熱中症を予防するため。
映画上映中、室内は常時密閉状態となるため、熱が逃げづらい空間になります。そんな中、入場者の人数が多かったり満席になると、人の熱気で気温は上昇していってしまいます。

映画館でできる冷え対策は、座席選びにもコツがあります。冷たい空気は下の方に溜まる性質を持っているため、冷えが気になる方は上の方の席を選ぶと良いでしょう。
また、映画館に出かける際はカーディガンやストールなど1枚羽織れるものを必ず持参しましょう。

映画鑑賞中の飲み物も温かいものがマスト。冷たい飲み物だと体の中から冷えてしまうだけでなく、トイレも近くなるので途中で離席なんていうことにも。
ゆったりと映画を楽しむためにも、出かける前の事前準備が大切です。

ースーパーでできる冷え対策
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スーパーに買い物にいくと、館内がひやっと感じたことはありませんか?
生鮮食品を扱っているスーパーは、1年を通して気温が低く設定されています。特に夏場は、食材が傷まないようにしっかりと冷房を効かせています。

冷房が効いているスーパーへ行く時は、長袖長ズボンがおすすめです。
スーパーで働いている人を見てみると、ほとんどがこのスタイル。従業員としてスーパーで働いている方であれば、貼るタイプのカイロや温かい飲み物を常備しておくと良いでしょう。
立ち仕事が多い場合には、休憩中にストレッチやスクワットなどで下半身の筋肉を動かしてあげると、冷え対策だけでなく、むくみ予防にも効果的です。

ー飲食店でできる冷え対策
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夏場の飲食店は、暑い外から来たお客様を快適にお迎えしたり、スーパー同様取り扱う食品が傷まないように、冷房の温度を低めに設定していることがあります。
確かに店内に入ったときに感じるあのひんやり感はとても心地が良いもの。

ですが、休憩やランチで長時間冷房の効いた室内にいるのは冷えの元。
冷えが気になる方は、窓側の日当たりの良い席または冷房機の真下の席を選ぶのがおすすめです。

火照った体を冷たい飲み物で潤したい気持ちになりがちですが、冷え対策には温かい飲み物をオーダーするように心がけましょう。
どうしても冷たい飲み物が欲しい時には、合わせて白湯を頼んでみましょう。気軽に提供してくれるお店も多くありますよ。


夏は、何かと外出する機会も増えてくる季節。
「外の暑さと室内の冷房による寒暖差」を頻繁に繰り返すため、体温調節も難しくなりますよね。
羽織りものを持参したり、温かいものを摂取するなど、夏も冷え対策をして心地よく快適に過ごしましょう。

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