冷えずきんちゃん

Column

vol.49 2023.12.29 UP

冷えに効く!お正月料理3選

コラム 画像

もうすぐお正月。地元に帰省したり、家で思いっきりごろごろしたりと、皆さま思い思いの過ごし方がありますよね。
お正月といえば外せないのが、おせちやお雑煮などの「お正月料理」。
今回はこのお正月料理を、「冷え」の観点から紐解きます。この時期ならではの料理を楽しみながら、しっかり冷え対策もしていきましょう!

1.お正月料理といえば

・おせち料理
コラム 画像

お正月料理のメインといえば「おせち料理」。
おせち料理は、年神様へのお供え料理であり、家族の幸せを願う縁起ものでもあります。五穀豊穣、子孫繁栄、無病息災などの祈りを込めて、山海の幸を盛り込みます。


・お雑煮、お餅
コラム 画像

「お雑煮」は、年神様にお供えした餅のご利益を頂戴するために作られた料理です。
関東では焼いた四角いお餅を醤油仕立て(すまし汁)で、関西では茹でた丸いお餅を白みそ仕立てで作るなど、地方によって違いがあります。具材も家庭によって様々です。

2.冷えに効く!お正月料理3選

普段の食事とは違う、特別な「お正月料理」。
ついつい食べ過ぎてしまったり、逆に日にちが経つと料理に飽きてしまったり……。
しかし、「冷えに効く」「健康に良い」などの観点からお正月料理を見ていくと、新たな楽しみ方が生まれてきます。

・黒豆
コラム 画像

ふっくら甘い黒豆は、大人から子どもまで人気のある、おせち料理の代表格。

黒豆に含まれるビタミンEには抗酸化作用があり、動脈硬化を予防する効果が期待できると言われています。血の巡りをよくする作用があるので、冷え対策や美肌づくりに効果的。女性は特に積極的に食べたい料理です。

また、黒豆の黒色は、ポリフェノールの一種であるアントシアニンによるもの。抗酸化作用があり、視力低下や疲れ目に効果があります。普段からパソコンやスマホを長時間使うという方におすすめです。

・たたきごぼう
コラム 画像

冬に旬を迎えるごぼうを使った、たたきごぼう。
土の中で育った根菜類は、ビタミンやミネラルを豊富に含み、冷えの解消に役立つ食材です。
ごぼうは食物繊維が豊富なので、よく噛むことで消化を助けてくれたり、コレステロールの吸収を抑え、動脈硬化の予防や改善に役立ちます。

・栗きんとん
コラム 画像

黄金色が美しい栗きんとんは、こっくりとした甘みが人気の料理です。
栗は体を温め、血の巡りを良くする効能が期待できるとされています。また、体にたまった老廃物や水分を排出させるカリウムが含まれているので、むくみが気になる方や、塩分の取りすぎが気になる人に◎。
さつまいもには抗酸化作用のあるビタミンCが多く含まれていて、お肌のターンオーバーをサポート。ストレス症状の緩和にも効果的です。

コラム 画像

冷えに効く3つの料理をご紹介しましたが、くれぐれも“たくさん食べる”のはNGです。
お正月料理は日持ちがするように糖分や塩分が多く、カロリーが高い料理もあります。腹八分目を心掛け、「お正月太り」を上手に回避できるようにしたいですね。

3.おせち料理「まめ知識」

新年を祝うおせち(お節)ですが、それぞれの料理にはおめでたい意味や願いが込められています。

コラム 画像

<田作り(ごまめ)>
豊年満作の願いが込められている

<黒豆>
日に焼けて真っ黒になるまで、まめ(勤勉)に過ごし、しわが寄るまで元気でいられるようにという願いが込められている

<数の子>
子宝と子孫繁栄の縁起物

この3種は「祝い肴三種」と言って、おせち料理には欠かせないもの。この三つが揃えばおせちの形がととのうと言われています。
関西地方では、黒豆と数の子は同じですが、田作りが「たたきごぼう」に代わります。ごぼうはしっかり根を張る縁起のよい食材で、家の土台がしっかりとするようにという願いが込められ、たたきごぼうはごぼうを叩いて身を開くことから、開運の縁起物とされています。

この他にも、腰が曲がるまで長生きできるようにという願いが込められた海老や、喜ぶという言葉にかけた昆布巻き、お祝いの色をした紅白のかまぼこ、黄金色を財宝などにたとえ豊かさや勝負運アップを願う栗きんとんなど、おせちには縁起物の料理がたくさん。
ひとつひとつの意味がわかると、食べるときに自分の願いを込められたり、会話のきっかけを作ることもできますね。


いかがでしたか?
お正月は冷え込みも厳しい季節。しっかり冷え対策をして、良いお年をお迎えください!

戻る