冷えずきんちゃん

Column

vol.55 2024.05.01 UP

子どもの冷えに要注意?今すぐできる3つの対策

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冷え性というと女性特有の症状と思われがちですが、実は最近「子どもの冷え」が増えているってご存知ですか?
子どもも体が冷えていると、疲れやすくなったり、風邪などの感染症にかかりやすくなるなど、体の不調につながります。子どもの冷え対策には何ができるのか、一緒にみていきましょう。

1.平熱が低い子どもが増えている?

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子どもの平熱は年齢によって異なりますが、小学生では36.5〜37.4度とされています。しかし、近ごろでは36℃前半や36度未満という、体温の低い子どもが増えていると言われています。

子どもの体が冷えている原因の一つに、生活リズムの乱れやストレスからくる「自律神経の乱れ」があげられます。
長時間スマホやゲームなどの画面を見続けていたり、毎日夜遅くまで塾や習い事をしていたりと、昔と比べて忙しく過ごしている現代の子どもたち。生活のリズムが崩れると体温の調節をする自律神経の働きが悪くなり、その結果、体の冷えを招いてしまうのです。

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体が冷えていると免疫力が低下し、風邪などの感染症にかかりやすくなります。
「子どもは冬でも薄着で元気に遊んでいる」というイメージがありますが、本人が冷えを訴えていたら要注意。
その他、顔色が悪い、手足が冷たい、平熱が低い、運動不足、疲れやすい、などの症状が見られた場合にも、きちんとした対策をとることが大切です。

2.子どもの冷え対策

①朝食をしっかりとる
風門

朝の冷えた体を温めるのに、「朝食」はとても大切。しっかりと朝食をとることで胃腸が活発になり、体が温まったり、排便のリズムも整いやすくなります。

朝食におすすめなのは、お味噌汁やスープなどの「温かい汁物」です。
具材はにんじん、かぼちゃ、ごぼう、れんこん、たまねぎなど、体を温めるとされる冬野菜や根菜類が◯。汁物であれば忙しい朝でも食べやすく、体を内側から温めてくれます。

また、体温を上げやすい肉、魚、卵などのたんぱく質や、腸内環境を整える納豆などの発酵食品も意識してとると良いでしょう。

②体を動かして体温上昇
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体の筋肉量が少ないと体温をうまく上げることができず、体が冷えやすくなります。
大人も子どもも、適度な運動は冷え対策に効果的。好きな運動やスポーツを見つけ、体を動かす機会を増やしていきましょう。体力がつくと、集中力のアップにもつながります。

飽きやすいタイプの子は、親も一緒に取り組んであげると続けやすくなります。運動が苦手な子は近所を散歩したり、縄跳びをするだけでもOK。
無理なく続けられるものを親子で探してみましょう。

③湯船に浸かって質の良い睡眠へ
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成長期の子どもに、質の良い睡眠は欠かせません。
十分な睡眠がとれていないと、成長ホルモンがきちんと分泌されず、免疫力の低下につながります。
免疫力が低いと風邪をひきやすくなったり、感染症にかかりやすくなるため注意が必要です。

質の良い睡眠をとるには、まず「入浴」の習慣をつけるところから始めてみましょう。
しっかりと湯船に浸かることで、体を温めることはもちろん、血流もよくなり、スムーズに入眠することができます。
コラム 画像 成長ホルモンは、入眠後 約1〜2時間後の間に最も多く分泌されるといわれています。規則正しい生活リズムと十分な睡眠をとることは、成長ホルモンの分泌を促し、子どもの免疫力を高めることにつながります。

夜なかなか眠れないという場合には、朝決まった時間に起きて日光を浴びるのも効果的。体内時計をリセットすることができ、夜になると自然と眠くなるようになります。

いかがでしたか?
子どもの冷え予防には、食・運動・睡眠の基本的な生活習慣を整えてあげることが大切です。大人がサポートしてあげながら、冷えに負けない体をつくっていきましょう。

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