Column
vol.09 2022.2.24 UP
体を温める食べもの・飲みもの
【食べて体の中からポカポカ温めよう!】
体が冷えるのは、体に取り入れる食事や飲み物にも大きく左右されると言われています。
毎日の食事をちょっと工夫するだけで始められる、”インナー温活” で、体の内側からポカポカ美人を目指しましょう。
1. 体を温める食材の選び方
食材の見分け方にはいくつか方法があると言われていますが、代表的な3つのポイントをご紹介します。
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ポイント1:食材の育った環境で判断する。
野菜や果物は、その土地の気候に合わせて育つといわれています。
暑い国が原産の南国フルーツや夏に旬を迎える野菜は、自らを冷やす機能が備わっているため、それを体内に取り込むヒトにも同様のことが起こってきます。 反対に、寒い国で育った食物は、厳しい寒さに耐えられるようになっています。
熱を蓄え、水分が少ない地中で育つ根菜類は、人間の体を温めてくれます。
ポイント2:食材の色で判断する
赤や黄色、オレンジなど暖色系や濃い色の食材は体を温めてくれるものが多く、反対に青や白、緑といった寒色系や色味の薄い食材は体を冷やすものが多くあります。
中には例外もあり、トマトのように暖色系でも体を冷やす作用のある食材もあるようです。
体を温める食材の代表格として知られる生姜。
ちょっと驚いたのが、生のまま食べても体を温める効果はほとんどないということ!
生の生姜に含まれる「ジンゲロール」という成分は、体の免疫力を高める作用があり体を温める訳では無いようです。
生姜を加熱して生成された「ショウガオール」は、血行をよくする作用が働くため体の内側から温めてくれる食材となります。
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ポイント3:発酵しているかどうかで判断する。
発酵食品には体の代謝を助ける酵素が多く含めれているため、体を温めるとされています。
日本には、古くから発酵食品を好んで食べる風習があります。 代表的なのは、味噌や納豆、醤油、漬物など、スーパーでよく目にすることが多い食材が挙げられます。 身近に手に入りやすい為、日頃の食事からすぐにでも実践していけそうですね。
さらには日本酒も発酵を利用して造られたお酒で、体をあたためるとされています。発酵酒だからといって、飲み過ぎには注意してくださいね。
3つのポイントをおさえた、体を温める食材
<体を温める食べ物>
にんじん、かぼちゃ、れんこん、タマネギ、ゴボウ、じゃがいも、りんご、さくらんぼ、玄米、キムチ、納豆など
2. 体が冷えた時におすすめの飲み物
外出先などで体の芯から冷えたときには、手軽に買える飲み物を工夫してお腹の中から冷え対策を。
効果的とされているのはノンカフェインの「お茶」。
製造過程で発酵させている紅茶や烏龍茶、ほうじ茶などが挙げられます。
日本酒、紹興酒もアルコール発酵させている為、体がポカポカと温まっていきます。
生姜湯や生姜紅茶は、乾燥させた生姜に含まれる「ショウガオール」が体をあたためてくれます。
ショウガオールは温めると効果を発揮しやすくなる為、コップに注ぐお湯はできるだけ高温が良いでしょう。
参考サイト 発行美食|マルコメ